グランドフィナーレ当日






県内で美容院をやっているのだけれど、その日は万博閉幕の影響なのか?とても暇だった。暇だったことがボクをPCの前に向かわせる。様々な書き込みを見ていると、会場からのレポートなどがリアルタイムで書き込まれいてもたってもいられなかった。そんなときに新たな書き込みが・・・・・・






 瀬戸の万博おばさんが、何気に赤いバンダナをしているのは、ここの住人だからなのか?という疑問が湧き半ばジョークかな?と思えるやり取りの中で、既に会場入りしているあゆたろさんが、地元のTV局の中継に映ったのを見たという自宅で見守る住人たちが、続々とレスをつける中、生放送なのか?どうなのか分らない氏は、何気に赤いバンダナをカメラに向かってアピールしていたらしい。しかし放送を見た住人の服装の特徴で本人である事が判明して、赤いバンダナは益々盛り上がりを見せていた。

 そのスレを見ていて、現場に行けずPCの前で、心を送り続ける住人。会場からモニターの前の人々に気持ちを送ろうと頑張る住人。大袈裟かもしれないけれど、そこになにか見えない絆のようなものを感じた。のちにあゆたろさんが、その日バンダナ探し、TVの中継を利用して自宅で見守る住人たちの為にTVカメラを探し歩き、パビリオンどころではなかったというのは後日談(笑)



 他でもさくらおさんとふうパパさん、みーみさんが携帯からの書き込みを続けた。もうタイムリミットがきてしまったみーみさん。フェアウェルパーティー行われる万博広場に閉じ込められて出られない状態のさくらおさん。あの会場内で出会えそうで出会えない、ふうパパさんの

 「60秒差が遠い距離になってしまった」

 という書き込みがとてもリアルに感じられた。

 その間も入場規制を気にしながら仕事をこなし、お客さんがいなくなったタイミングで早じまいという暴挙に出たボクだった。そして17:45会場を目指したボクは、腕に赤ではなく(100均になくて・・・)黄色いバンダナをしっかりと巻きつけて、18:30ごろに

早朝からの並びで疲れ切った人々・・・・・・

その後待ち受ける会場内での楽しみに心躍らせる家族連れ・・・・・・

ケアセンター前で車椅子に佇み静かに開場を待つ人々・・・・・・

リニモ始発到着時には人々で埋め尽くされた北エントランス・・・・・・

様々な人間模様を見せてくれたメインの北ーゲートで最後の手荷物検査と金属探知機のチェックを通過し、前日に頼んで購入してきてもらったチケットを自動改札機に通した。

出てきたチケットを手にした瞬間。これで最後の入場なんだなと少しブルーな気持ちに包まれた。

ゲートを通過してボクが目にしたものは、愛地球博との別れを惜しむ人々の群れ。この人ゴミの中で本当にバンダナ組のみんなと会えるのだろうか?と不安に思いながら、自分が一番愛したコモン1に向かった。


  

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