奔走




会場内のあまりの熱気と、これから始まろうとしているフェアウエルパーティーを待つ人々を見て、ブラザースコープさえ知らないボクは、途方にくれてその時の動揺は、携帯に情報メールをくれたのがけいさんではなく、よっさんまんさんだと勘違いしてしまうほどで、会場にいないけいさんに向けて

 「いま広場後方のトイレの前にいます」

 と、送信する相手を完全に間違うというチンプンカンプンな状態だった。しかしその時は、自分の犯したミステイクには全く気付かず、ただトイレの前でじっと見つけてくれるのを待っていた。きっとあの時のボクの目は、不安に怯える捨てられた子猫のようだったに違いない。そんな捨てられた子猫の目で見た気球のようなかたちをしたものが、ブラザースコープの目印だと自分を疑う余裕すらなかった。でも多分、きっとあれがぞうだったのだろうと今も思い込んでいるのだ。


 それにしても凄い人。広場前でよっさんまんさんを探すのは、例えるなら、渋谷のど真ん中に投げ込まれた米粒を探す様なもの、それにこれからパーティーが始まるというのに、ステージと反対側のあさっての方向に目をやる人もいないだろうと諦め、もう一人の同志がいるという地球市民村に向かう。その道すがらグローバルハウスに向かう途中、国旗に関わるアテンダントさんで、バンダナの同志だと知ったるっささんが待機しているであろう、国旗関係のアテンダントさんの前でわざとらしくしばらくバンダナをアピールしてみたがリアクションはなく、自分のバカっぷりに

 「なにやってんだろ?自分は??」

 と呆れつつも、もう一度掲示板をチェックして





 このスレッドを見た瞬間、自分の中の悪魔に天使が勝ったのを確信し。もう一人の同志とらこさんのいる、地球市民村に向かうことにした・・・・・・





って、地球市民村ってどこ??





実際、これまでの訪問で地球村に足を踏み入れるのは初めてだったので、とてもいい機会に恵まれた。

他よりも多少少なめの人出だったが、市民村ステージで繰り広げられていた、ライブに手拍子で熱狂する人々を見て、ここにも沢山のファンがいたんだなと感じながら、ライブを見入るボクは鳥肌が立つのを覚えた。

ここで掲示板をチェックすると、既に同志は移動してしまったとのこと。そんな微妙なところでのすれ違いにヤキモキする住人のみなさんの書き込みを読んでまたまた胸が熱くなると同時に、自宅でPCモニターの前にいる人達の気持ちとともに、開場を巡っているような気持ちにさせらて、ひとりなのにひとりじゃないって幸せな気持ちになった。



                






 ほんの十数分の差じゃないか!チクショウ!と腹を立てる前に、呑気に鳥肌をたててライブを見ている場合ではなかったのか・・・・・・


閉幕時間が近付いている。

同志を追って北ゲートに向かおう・・・・・・

 このとき実は、鳥肌以下のレスはまだ見ていなかったのです。



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